チサさんは歳上の元気なお姉さんだ。既婚者で息子が一人いる。
「チサさん、そろそろ飲み行きましょ」とLINEで誘うと、「職場の後輩連れてくね!可愛いよ!」と来た。
お店はチサさんが手配してくれた。開始は17時と随分早い。
先に到着し、お店の中で待っていると2人はやってきた。
「こんにちは。アコです」
チサさんに連れてこられたのは、同じく私より歳上の女性だった。話してみるとどうやらバツイチで、シングルマザーとのこと。
チサさんは元気にその場を盛り上げてくれた。今思えばあの時、チサさんは可愛がっている後輩のアコさんに男を紹介するつもりだったんだと思う。チサさんが趣味でダンスをやっていて、胸元にワンポイントのタトゥーが入っていることをその日初めて知った。
アコさんもとてもいい人だった。恋愛のこと、離婚の経緯、これからのキャリアのことなど、3人で楽しく話した。アコさんとはそこでLINEを交換することができた。
しかしここで、私の体調に異変が起きる。
頭がボーっとし、咳き込むようになってしまった。そこにお酒が入ったものだから、顔は真っ赤で朦朧としていた。チサさんもアコさんも僕のそんな様子に気づき、心配していた。
「今日は帰りな。また元気な時に一緒に飲もう!」
そう言って私をタクシーに載せてくれた。
どうやら風邪をひいてしまっていたらしい。そういや朝からちょっとおかしかった。
家についたらすぐに薬を飲み、水分をたくさん取り、1時間ほど横になった。休んでいると随分体調も回復してきた。時間は20時。スマホを見ると、アコさんからLINEが届いていた。
「大丈夫?今日はありがとう!元気になったらまた行こうね!」
私はすぐに返した。
「今日はホントにすみません。お陰様で体調はかなり回復してきました!また会いたいです!」
「ホント?それならよかった!私もまた会いたいな」
善は急げである。
第2ラウンド
「もう元気になったので、今から家で1人で飲んじゃいます。笑 アコさんはもうお家ですか?」
「今から飲むんだ。回復早いね!笑 うん、もうお家帰ってきたよー」
「良かったらウチで一緒に飲みませんか?あ、でもお子さん見なきゃですよね?」
「え、行って大丈夫なの?今日は子どもは実家にお泊りなんだー。でもホントに大丈夫なの?」
「ホントですか!じゃあタクシーで来れますか?住所は✕✕✕✕✕✕です。お酒は近くのコンビニで買っときます!」
「わかった!じゃあお邪魔するね!しんどくなったらいつでも言ってね!」
そう言ってアコさんは私の家にやってきた。
正直私は本調子とは程遠い状態だった。普通に風邪だった。しかしあの頃は貪欲だったのである。
アコさんが到着したので買ってあったお酒で改めて乾杯した。2杯ほど飲んで、すぐに抱いた。一緒にお風呂に入り、その日は一緒に寝た。朝起きてもう一度抱いて、アコさんは家に帰っていった。
2日後、チサさんからLINEが入った。
第3ラウンド
「こないだはお疲れ様。体調は大丈夫?」
その一文で一気に思考を巡らせる。
あの後アコさんが私の家に来たことは、チサさんは知らないらしい。アコさんはチサさんには言いたくないようだ。そりゃそうだ。出会ったその日に抱かれたのだから。友達ならともかく、お世話になった先輩には言いづらい。
「昨日はホントすみませんでした!お陰様ですっかり元気になりました。またお願いします!」
「うん、また行こうねー!」
「それはそうとチサさん、胸元にタトゥーあるのって本当ですか?」
「え?ホントだよ?」
「見たいです!」
「なんでだよ。見てどーすんの?笑」
「どんなデザインなのか気になるっす」
私は攻めた。
「ほら、こんな感じ♪」
そう言ってチサさんは胸元のタトゥーが写った写真を送ってくれた。下着もしっかりと映り込んでいる。これはイケる。
「めっちゃいい感じですね!」
「ありがと!」
「そんなことよりセクシー過ぎます」
「なにそれ!そんなことよりって。笑」
「エロい!ヤバい!見たいです!」
「え?見たいって、、、直で?」
「ハイ!お願いします!今から行っていいですか?」
その日チサさんが家で1人でいることは、飲み会の時に聞いていた。怒涛の攻めである。
「見てどーすんの?」
「とにかく見たいんですよ!見せてください!」
「もう、、、わかった、おいで。」
「ありがとうございます!」
「ご飯は食べたの?」
「まだです!」
「じゃ、適当に作るから、ウチで食べていきなさい」
「やった!ありがとうございます!」
到着すると、チサさんはもうお風呂を済ませおり、ネグリジェみたいなセクシーなパジャマで料理を作っていた。なんかもうチサさんもノリノリである。
食事が出来上がり、チサさんと2人で食べた。不思議とアコさんの話題は上がらなかった。
「これ食べたら帰るんだよ」
チサさんはそう言ったが、帰るわけがねーのである。
「へー。綺麗に入ってますね。タトゥー」
「そう?ありがと」
ぷにぷにとタトゥーを触るも、チサさんは何一つ抵抗しない。
「これって下着姿が一番映えますよね?」
「そう言われればそうかもね」
「それ(ネグリジェ)脱いでください」
「えぇ〜?」
困った顔を一瞬見せたがチサさんは脱いでくれた。
「はいっ」
私の目の前に、下着姿の人妻が立っている。もうタトゥーとかどうでもいい。
私はチサさんの胸元に顔を埋め、「今日泊まっていい?」と尋ねた。
「もーなんなの君は!明日仕事は?」
「休みです!」
「しょうがない子ね〜」
そう言ってチサさんはクローゼットから来客用の布団を出し始めた。
「じゃあ、お風呂入ってきなさい」
「はい!」
その日は乱れに乱れた。チサさんは色んなプレイに付き合ってくれた。二人で果てて、ぐっすり眠ることができた。
翌朝目が覚めると、チサさんは朝食を作ってくれていた。
「こっち来てお食べ。」
「ありがとうございます」
「それからこれ、持って帰りなさい」
タッパーに肉じゃがを詰めてくれていた。年上女性の魅力満点である。そしてこれは、「後日タッパー返しに来い」という意味でもあるのだ。
朝食を終えた私は抱きつき、「チサさん、もう一回したい」とねだった。